2009  国際救助犬試験

■ 2009.4.24-26
  IRO公認第10回国際救助犬試験

  月日 平成21年4月24日〜26日
  場所 長野県諏訪郡富士見町境12067 
                 富士見高原リゾート


  協力 富士見高原リゾート
      富士見町役場
      八ヶ岳住宅工房
      ペンションセロウ
      神奈川日産自動車叶中田店
      潟gーリクSS
      鞄信コンクリート
      専門学校ビジョナリーアーツ
      帝京科学大学アニマルサイエンス科
      麻布大学獣医学部動物応用科学科
      東京コミュニケーションアート専門学校


  
 審査員:左より

 Bernard Ju.
 (Sumsung Search&Rescue Dog Center トレーニングマネージャー)

 アルフォンス・フィーゼラー  (IRO公認国際訓練審査員 ドイツ)
 澤田 和裕   (IRO公認国際訓練審査員 大阪)
 ヤーロスラフ・セドラック  (IRO公認国際訓練審査員 チェコ)



◆ 第10回国際救助犬試験 ◆

 第10回の今大会は、IROから公認を頂き、適正試験(RH E−T)・広域捜索A段階(RH FL−A)・ 瓦礫捜索A段階(RH T−A)・瓦礫捜索B段階(RH T−B)の4部門で行われました。
 受験申込頭数は50頭に達し、最終的出場頭数は45頭でした。大変内容の充実した、実りある認定 試験を開催することができました。今回の試験は、IROが認定してくれたことに後押しされ、国際試験に相 応しい基準を十分に満たした会場を作ろうと、例年にも増して張り切って会場作りに力を注ぎました。



 この4年間、常に会場を提供してくださった富士見高原リゾートの全面協力により、難度の高い素晴らしい瓦礫 会場を作りあげることができました。今回の会場作りにも、何人もの理解者が協力をしてくれました。コン テナを導入することにより、実際の被災現場により近い、「登る」、「降りる」、「潜る」、「突き進む」、 そして、「考え」、「探し当てる」という捜索作業の過程を表現することのできる現場ができました。 これは、コンテナを提供し、神奈川県から運搬してくださった、トーリクS・Sの松尾様のおかげです。実際の 作業には、地元の親友、八ヶ岳住宅工房の松坂様が全面的に協力してくれ、重機や材料、技術を提供してく れました。昨年に続き南信コンクリート様にもお世話になり、皆様にはお礼の言いようもないほど感謝して おります。お陰で審査委員長のアルフォンス・フィーゼラー氏から「難度の高い良い会場を作ったな」と、 お墨付きを頂くことができました。



 試験中は、第1日目は晴天、2日目は大雨と強風、最終日の朝は雪まで降ってきて如何なることになるかと 思いましたが、出場者の皆様には最後まであきらめること無く作業実行に努めて頂き本当に有難うございまし た。本年は、新しいハンドラーと犬が目につきました。特に、弱冠14歳の金井清志郎君とトーニ号のペア は、我々の将来の活動に明るい希望を与えてくれました。



 IRO公認試験ですから全ての面においてナショナルレベルが求められるのは当然ですが、このたびのように、 4つの国の審査員が一堂に会したのは、まさに国際試験ならではの光景でした。この試験を意義深く感じると 同時に、重い責任をも感じた次第です。極東地域の代表は韓国サムスンではありますが、IROの本拠地ヨーロ ッパとアジアを強く結びつける役割を果たしているのは、私たち日本人だと実感できました。補助審査員とし て参加したバーナード氏が在籍するサムスンも、我々との関係を非常に大切に思っていてくれています。その 意味も含めて、今回の実行委員長の島津芳明氏は、常に大きな役割を果たしてくれています。ドイツ、チェ コ、日本、韓国4ヵ国の審査員が厳正に審査を行い、大変良い試験を行うことができ、その結果も満足すべき ものとなりました。



 要員として悪天候の中働いてくれた大学生、専門学生諸君、一般ボランティアとして参加してくださった 方々、皆さんのご協力がなければ本試験は成り立ちませんでした。本当にありがとうございました。
 今回も試験視察頂きました神奈川県警察本部危機管理対策課、長野県危機管理部危機管理防災課の方々、 ありがとうございました。そして、日頃から高度な訓練を提供してくださる海上自衛隊、陸上自衛隊、航空 自衛隊の皆様、いつも、いつも深いご理解の下ご協力くださる企業、学校、愛犬家の皆様本当にありがとう ございました。
 妥協のない、良い試験を行ってこそ、決して起こらない方がよい実働の際に、皆様からの信頼を頂けるのだと 信じて、これからもがんばりたいと思います。

●● 安芸号に想う ●●

 私たちは、1頭々の犬と出会い、その訓練と教育を通して感動や喜びを数多く与えてもらいます。しかし 犬の一生は人よりはるかに短く、その中で私たちと同じように感動や喜びを感じてくれているのか、不安になる ことがあります。今回の試験直前に、何年も一緒に災害現場や国際試験に挑んだ山田安芸号が急死してしま いました。
 私のような者でも、出場前には自分の犬をどんなに信頼していても不安と緊張に見舞われます。 そんな時、ふと生前の元気な姿が目によみがえり、「必ずやり遂げて」と言わんばかりの姿で、私に勇気を 与えてくれたのが今回の安芸でした。
 安芸は、山田さんと一緒に作業をすることが本当に好きで、共同作業に喜びと生き甲斐を感じていたの だと確信しておりました。知人でお寺のお上人が「犬は、人と生きるために生まれてきた動物で、生きた 長さで幸せを感じるのではなくて、どれだけ関わり共に生きたかが大切なのだ」といわれました。「ですから 共に生きた犬に、お経は必要ありません。人を恨んで成仏できないなどということはないのです」と、教えて くださいました。その方に言われ、これからも犬と共に生き、救助犬育成に力を注いでいくことを一層心 に強く思い、安芸の霊に誓った次第です。

 一人の力は微力ですが、大勢の方々にご協力頂くことにより、今回のような素晴らしい評価を頂けるの だと思います。ましてや安芸号のような沢山の名犬達が私たちを応援していてくれることを心の支えとして、 なお一層努力して行きます。

                               NPO特定非営利活動法人 救助犬訓練士協会(RDTA)
                                                  【 理事長 村瀬 英博 】

合格犬は以下の通りです。

■ 瓦礫捜索 A段階 (RH-T A)
席次 犬名 呼び名 性別 所有者 指導手 点数
1 MONA モナ 若月 和枝 若月 和枝 287
2 LOUIS OF M. LIFE JP ジョイ 村瀬 英博 高嶋 知尚 275

■ 瓦礫捜索 B段階 (RH-T B)
席次 犬名 呼び名 性別 所有者 指導手 点数
1 EROS VON DER GRUNDSCHNELLIGKEIT エロス 村瀬 英博 村瀬 英博 277
2 PEACH OF NAGATA HOUSE JP ピーチ 坂本 幸子 坂本 幸子 271
3 ASH DION JP CREOLE リキ 脇田 実 脇田 美津枝 279
4 ALAN VON YOKO SHONAN JP ロック 西尾 静枝 西尾 静枝 245

■ 瓦礫捜索 A段階 (RH-T A) ■ 瓦礫捜索 B段階 (RH-T B)

                          Back













                                         Copyright(C)2005-2009 RDTA. All Rights Reserved.